Ling Owen's memorandum

私の、私による、私の為の備忘録です←

DTMを地道に頑張ろうという話

ほぼ2年間更新しないまま気が付けば平成が終わってしまい2020年になっていた…

ダラダラと自分の思考と経緯を書き出しているだけなので、読みにくいかもしれないがご了承を

 

始めに…

元々ネガティブ思考が絶えない僕なのだが、趣味で作曲(所謂DTM)をしている。

中学か高校ぐらいから親のノートパソコンでフリーソフトのDominoやREAPER0.999なんかを使いながら適当に打ち込みをしていただけなのだが、製品版のREAPERを購入したり、おすすめされたソフトシンセ(Sylenth1やSerum)を買ってみたり何かと細々と作っていた。

結局、真面目に練習らしい練習も勉強らしい勉強もしていないままダラダラと思いつくままに作り始めては、完成さることも人に聴かせることもないままボツにしていくだけの月日が2,3年ほど

2018、11月のブラックフライデー(通称黒金)のセールでDAWソフトStudio Oneを買ったのを切っ掛けに、もう少し真面目にやってみようと思い立った。

結局、その翌年の2019年もいくつかは作ってSoundCloudに上げた曲もあるが、あまり大した出来ではない。

メンタルがあまり強くない僕はたまに自分の殻に閉じこもったり、また復帰したりを何度も繰り返しながら僕にもできるような仕事を与えてくれる会社に感謝しつつバイトを続け、CDやらゲームなんかを買っていたのだが、度々「自分はこのままでいいのか?」という自責に駆られるようになった。

自分は何のために生まれて何をして死んでいくのか考えたときに、自分は自分の人生をどうしたいのか考えては苛まれて、理由もなく泣きながら仕方がないので眠る、という生活を1年の間に一定のサイクルで繰り返していた。

2019年の年末頃、大晦日や正月で親の実家に帰省し、久しぶりに会う従兄弟たちが今、何をしているのか聞くたびに自分が情けなくなった。

僕は音楽の才能があるわけではない。幼少期からピアノを習っていたわけでもない。

ただ中学の時に吹奏楽部に入部し、3年間トロンボーンをやっていただけだ。

完全な音楽経験がないという訳ではないし、あの3年間は僕が音楽に興味を持つに充分過ぎる時間だった。

途中、精神的に病んでしまい高校は通信制に通うなどしていたが、音楽は唯一人間に与えられた最高の遊びなのだと思った。

僕が好んで聴く音楽はゲームミュージックやクラブミュージックなど、比較的アップテンポで気分を高揚させるものばかりだが、詳しくはないだけでクラシックやジャズ、ロック、アニソン等、何を聴いてもそれぞれの良さを見つけられるくらい雑食ではある。

何故かJ-POPはあまり聴かないので(嫌いという訳ではないが)カラオケに行くと歌う曲に困る。

とにかく好きなものを自分で作りたいという思いがいつからかあった。

話は現在に戻るが、何気なくネットでブラウジングしていると作曲少女という本を見つけた。ライトノベル調に対話形式で話が描かれているのだが、そのとっつきやすさとは裏腹に僕が作曲をしている中で知りたかったことや、悩みに対する回答がわかりやすく解説されている。

なんだか悟りを知ったような、真理に近づいたような気がした。(大袈裟かもしれないが←)

別にレビューをするわけでもないので、気になる方はAmazon等で調べてもらうのが良いと思う。

作曲をするにしても絵を描くにしても創作をする以上、初心者はいつか必ず行き詰るし、その時に「自分はなぜこれを作っているんだろう」と考えてしまう。

全員が全員そうかどうかは分からないが、僕の場合はそうであった。

その答えは自分の中に見つけるしかないのだが、この本はその見つけ方を教えてくれるような気がする。

創作と哲学は切っても切れないような関係なんだと知った。

創作とは自分の中にあるものを表現することで、表現をより形にするにはそれぞれの技術が必要になってくるが、それよりも大事なのは自分が何を表現したいのかという意思なんだと知った。

当たり前の話かもしれないが最近はアマチュアの人でもSNS等で簡単に自分の創作物を公開できる時代だ。

その心構えがない人でも何かを作れるかもしれないが、作ったものの中身は空っぽで次第に自分が作る理由を忘れてしまう。理由を忘れると作ることをやめてしまうかもしれない。

僕にはモノを作るという信念が足りなかった。

これを書いている今はまだ本を最後まで読み終えてはいないのだが、本筋は作曲に拘わらず色んな分野で創作をしている人に響くものだと思う。

もう、2月になってしまったがこれから僕は、僕なりのペースで僕が作りたいものを、作りたいという意思で頑張っていこうと思う。

無理に知識を詰め込むことなく、必要になった時に楽しく学んでいけばいいのだ。

飽き性の僕だが、この宣言は揺るぎないものにしていきたい。

締りのない長文を最後までありがとうございました。

普段は主にTwitterにいるので、進捗を見守っていただけると幸いです。

終わり